輪廻転生について

お盆とお墓参り ご先祖様を供養する

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海外には日本のお盆と同様の風習ってあるの?

日本では、8月13日または7月13日からの4日間にお先祖様をお迎えして供養するしきたりがありますが、海外ではそれに似たしきたりのようなものはあるのでしょうか?

 

イタリア

【11月1日(諸聖人の日)、2日(死者の日)】

死者の日広場

諸聖人とは、すべての聖人のことで、聖書の登場人物、殉教者たちを指します。

この日は、イタリアの祝祭日にもなっており、諸聖人を崇敬する日です。
11月2日は亡くなった人を弔う日で、休日ではありませんが、こちらが日本のお盆に近いのではないでしょうか。

 

 

トルコおよびイスラム圏

【イスラム暦の第12月の第10日(犠牲祭)】
イスラム教徒は、この時期に牛、羊、ヤギなどを解体します。解体した後、肉は、料理されて近所や、貧困者などに配られます。由来は、預言者であるイブラヒムが、神に息子を捧げなかったのを許された代わりに子羊を捧げたという故事からということです。
町のあちこちで行われている解体の様子を、ちょっと想像しただけで、何とも怖くなりますね。

 

 

中国

【4月4日ごろ(清明の日)】
二十四節気の一つに「清明節」がありますが、日本のように単なる節気の一つではなく、中国では国民の祝日になります。
この日は、先祖の墓の清掃、墓周りの草むしりをし、そしてお参りをする日でもあります。また、清明の日の前日からは「寒食節」という、火の使用を禁止する風習(百五節)があり、その期間は冷食をします。冷食とは、煮炊きしていない食べ物を食べることです。

 

実は沖縄にも「清明祭」という風習があります。中国と同じように、お墓を参り、お墓の清掃をします。

 

スペイン

【復活祭から1週間前の日曜日から(セマナ・サンタ/聖週間)】

マリア像

各教会のキリスト像とマリア像を台(パソ)に飾り、信者たちの手によって、大聖堂まで町を縦断するというものです。1週間で110もの行列(プロセシオン)が練り歩きます。

特に、木曜日のラ・マドゥルガと呼ばれる夜の12時すぎから始まる行列です。このときに出るパソは歴史あるものが多く、必見です。

 

 

お国が変われば、風習もいろいろですね。